ホテル雅叙園東京


いけのぼう池坊
正面玄関・エレベーターホール・十畝の間・漁樵の間・頂上の間
【第一期】 9/21(金)~ 9/26(水)

池坊は室町時代中期、池坊専慶が花の名手として歴史文献『碧山日録』に登場、室町時代後期には池坊専応が花伝書『池坊専応口伝』を著し、いけばなの理念を確立しました。それは、美しい花を鑑賞するばかりではなく、草木のいのち、風興を基とすることを説き、花をいけることによって悟りに至るいけばなを成立させ、この理念は現在にまで引き継がれています。

池坊
池坊

※写真は過去展示の様子 


こうどうりゅうもちづき宏道流(望月)
草丘の間
【第一期】 9/21(金)~ 9/26(水)

今から約270年前、江戸中期の享保から享和年間に江戸下谷の住人であった望月義想によって宏道流は創流されました。その背景には中国明時代の詩人であり文人であった袁宏道の著した花論書「瓶史」の文人隠逸なる花への強い憧憬に共鳴したことがあります。 我々も瓶史の挿花精神をバックボーンに引き継ぎ、端正な様式に加え現代建築様式にむけた花への探究を続けています。

宏道流(望月)
宏道流(望月)

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうせんかい古流松線会
静水の間
【第一期】 9/21(金)~ 9/26(水)

古流は江戸中期頃に生花様式の流派として誕生いたしました。 明治になり、分散していた古流の人が団結し活動を再開しました。 古流松線会 初代松井理玉もこの頃より活動を始めました。大正、昭和、平成と続き現在は伝統的な生花に加え現在は生活様式に合わせた現代花も勉強しております。 生花を生けるときは、型、枝ぶり、空間、自然美、季節感等を大切に生けます。 現代花は自由な発想で、個性を大切にし楽しんで生けることができます。

古流松線会
古流松線会

※写真は過去展示の様子 


せいらんりゅう青蘭流
星光の間
【第一期】 9/21(金)~ 9/26(水)

いけばなは、その土地の風土や自然と密接な結びつけがなければ真の生命力は失われます。花器なども、高価なものは避けて、入手しやすい生活雑貨などを積極的に取り上げ、いけばなへの人々の親近感を強め、いけばなを展示する空間においても、従来の床の間主体の定石を破ってアンペラを使ったり、箱形の台を使って立体感を出すなど、環境に相応しい花を生けております。 そして、ありのままの自分を花で表現し、いけばなで心が癒されることをモットーとしております。

青蘭流
青蘭流

※写真は過去展示の様子 


やまとかどう大和花道
清方の間
【第一期】 9/21(金)~ 9/26(水)

いけるという行為は、いま私が手に把ったこの花との一期一会の出合いを、いかに深く楽しむかということに盡きます。いけあがった結果を他者に伝えることも大切ですが、それ以上に、いける過程で、どれだけ自由に、大胆に、緊張に満ちた花とのやりとりを押し進めていけるか-大和花道は、ここを、いけばなの根本の大事と考えます。

大和花道
大和花道

※写真は過去展示の様子 


そうげつりゅう草月流
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間、草丘の間、頂上の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)

草月流は、いける人の「個性」を尊重する新しいいけばなとして1927年に勅使河原蒼風が創流しました。「いつでも、どこでも、だれにでも」そしてどんな素材を使ってもいけられるいけばなとして世界各地で親しまれています。現在は第四代家元・茜のもと、東京の本部を中心に、 国内はもとより世界中の支部やスタディグループが枠にとらわれない自由ないけばな活動を展開しています。

草月流
草月流

※写真は過去展示の様子 


かつらこりゅう桂古流
漁樵の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)

桂古流は埼玉県に家元本部がございます。明治時代に三世家元が新潟の佐渡よりこの地に移り住み 以来歴代家元がさいたま市の出身となっております。 当世は新藤華盛となります。桂古流家元本部は 一般財団法人新藤花道学院として運営されております。 古典花の形は「たちいけ」と呼びます。タテの三角形 を作り上げること、足元は叉木に収めるようにします。 いろいろな制約がありますがすっきりとした美しさは いまなお人々を魅了してやみません。すてきな漁樵の間に活けられることをとても嬉しく存じます。

桂古流
桂古流

※写真は過去展示の様子 


みしょうりゅうなかやまぶんぽかい未生流中山文甫会
静水の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)

初代会長の中山文甫が未生流の伝統を正統に受け継ぎつつ「いけばなは過去のものであってはならない」といけばなの多様性を主張し、1954年に創立したのが未生流中山文甫会です。伝統を大切にしながら、常に時代に呼応した「新しい花」を求めて活動している、ユニークな流派です。多くのひとにいけばなを楽しんでもらうため、視覚障がい者のためのいけばな講座も開催しています。

未生流中山文甫会
未生流中山文甫会

※写真は過去展示の様子 


こうざんりゅう広山流
星光の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)

広山流は初代・岡田広山が明治の末、時代の変化とともに洋風建築にも適応する新しいいけ花を目指し「植物本来の個性をいきいきと表現する自由花」として創流いたしました。三代家元は野草の分野を開拓、「野の花山の花」と評されるまでになりました。平成22年に創流100周年を迎え、現在は四代家元の下、初代が好んだ「桃は桃らしく、梅は梅らしく」の言葉のように、自然の姿を大切に、日常の暮らしに寄り添ういけばなを大切にしております。

広山流
広山流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうかようかい古流華耀会
清方の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)




れいげつりゅう麗月流
清方の間
【第二期】  9/28(金)~10/ 3(水)

「麗月流」は1945年11月、初代家元、坂本汀雪により創流いたしました。古流を源とした生花、そして現代花にも意欲的に取り組んでおります。毎月一度、研究会を設け、生花の勉強、新しい花材や器の扱い方等を研究いたしております。現在、初代家元の時より続いております明治神宮、靖国神社、山王日枝神社へのご献花をはじめ、1年を通して色々な華展へ出展いたしております。

麗月流
麗月流

※写真は過去展示の様子 


いちようしきいけばな一葉式いけ花
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間、頂上の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

「一葉式いけ花」は、花や植物と自分との“間”を大切にしています。物事には“間”というものがあります。それは、空間であったり、時間であったり、関わり方であったり、或はバランスであったり、人により感じ方、捉え方は様々です。一葉式いけ花は、『自分の“間”を意識して“植物”や花材の持つ良さや表情を捉えて花をいける』といった理念があります。また、和室にふさわしい花をはじめ、現代の生活様式を楽しむ花、スケールの大きな舞台創花まで、暮らしを取り巻く全ての空間を花の場ととらえ、その場、その時、その材料で、また、どんな国、どんな文化でも調和できる独創性豊かないけ花を目指しています。

一葉式いけ花
一葉式いけ花

※写真は過去展示の様子 


いくせいりゅう郁生流
漁樵の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

郁生流は、昭和23年3月、初代家元澤井雅峰により創流されました。いけばなの美しさを喜びながら、文化や教養の糧となるものを心に、人間完成への前進手段としてのいけばなを目指してきました。現在、三世家元澤井雅恵が継承、『花遊び』『花のある暮らし』等、生活に密着した作品、またいけばなを自己表現の最たるものとし、オリジナリティーを大切にした作品をいけています。

郁生流
郁生流

※写真は過去展示の様子 


にほんこりゅう日本古流
草丘の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

日本古流
日本古流

※写真は過去展示の様子


こうふうりゅう光風流
静水の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

光風流は「光風齋月」をテーマに、昭和10年に新しいいけばなの流派として、初代家元山本齋月が創流しました。「光風齋月」とは、春の光がやわらかく、気持ちの良い風と晴れてかがやく月のことをいい、くもりのない光明な心を光風流いけばなの心とするものです。光風流のいけばなは、盛花、投入、創作花、生花の四種から成ります。現在は、二代家元山本曄月にその想いが受け継がれ、多角的に花の芸術性をさらに追求しています。

光風流
光風流

※写真は過去展示の様子 


かどうせんしょういけのぼう華道専正池坊
星光の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

華道専正池坊 は、現家元諸泉頼子の曾祖父諸泉祐道により昭和5年に創流された全国組織の流派です。当流の特色は多様な花型にあります。古典花である立華、生花を継承保存し、時代とともに自然花、自由花、彩花、フラワーアレンジメント、一枝一花と新しい花も展開して参りました。さらに現代の生活様式にあった、手早くいけるシンプルないけばなの普及に努めております。時代と共にしなやかに進化するいけばなを提案します。

華道専正池坊
華道専正池坊

※写真は過去展示の様子 


きららかいきらら会
清方の間
【第三期】10/ 5(金)~10/10(水)

きらら会の「きらら」とは雲母のことです。ダイアモンドや金のようなきらびやかさはなくとも、いつでも雲母のように鈍く光っていたいという願いが込められています。 1984年の発足以来、花を愛する者の集まりとして花の可能性を探ってきました。 1988年から「折る」「結ぶ」「いける」という、三つの日本の美学を融合させた「きらら花包」を展開。色とりどりの和紙に包まれた花たちが、新しい「花包のいけばな」となって生活空間を演出していきます。

きらら会
きらら会

※写真は過去展示の様子 


こくふうかどうかい国風華道会
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

国風華道会では流祖福島経人の志を仰ぎ、日本人の心の中にある生け花本来の美しさを大切にしながら、常に今あるべき新しい生け花の世界を追求しています。様々に変化する住宅や建築事情及び外的な状況に見合った生け花を提供し、いつの時代にも持ち続ける日本人の美意識を、どんな場合にでもさりげなく表現できる生け花であることを心掛けてまいります。

国風華道会
国風華道会

※写真は過去展示の様子 


しゅんそうりゅう春草流
漁樵の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

昭和27年、初代白澤春草により、埼玉県浦和市にて創流。本部をさいたま市浦和区に置き、本年で創流61周年を迎えました。日本古来の「いけばな」の良さを生かしながら、現代の美意識に基づいた、格調高い自由花を追求。色彩と植物の造形美を求め、自己表現のいけばなと、日常生活で楽しむいけばなを共にめざします。

春草流
春草流

※写真は過去展示の様子 


しんせいりゅう真生流
草丘の間、頂上の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

真生流は昭和2年に山根翠堂によって創流されました。真生流の「真」はほんとう・まこと・まごころを内容とする真であり、「生」は生花の生・生命の生を意味します。本当に生かされた、真心のこもった生命の躍動する花。それが真生流のいけばなです。現在は三代目家元 山根由美のもと、花を通して精神を高め、豊かな心から生まれるいけばなを目指しております。また近年、現代生活にマッチしたナチュラルフラワースクールを開設し、他方面での活躍の場も得ております。

真生流
真生流)

※写真は過去展示の様子 


やなぎこりゅう柳古流
静水の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

柳古流
柳古流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうかたばみかい古流かたばみ会
星光の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

いけばなはその発生以来、時代とともに変化し、様々な様式を生んできましたが、江戸時代中期には生花(せいか)という様式が生まれ、全国で盛んに生けられました。古流かたばみ会では伝承花である生花と、今日の生活空間とも見合った自由花(現代華)とを二本の柱として位置づけ、その指導と普及に努めております。

古流かたばみ会
古流かたばみ会

※写真は過去展示の様子 


あらためりゅう新田目流
清方の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

新田目流はいけ花に外国のフラワー芸術の生け方を加えた流派として平成6年に創流されました新しい会でございます。 花と器と環境(飾る場所)に一致します様どなた様にも簡単に親しみ楽しまれる様活動しております。

新田目流
新田目流

※写真は過去展示の様子


せいふうりゅう聖風流
清方の間
【第四期】10/12(金)~10/17(水)

日本のいけばなの歴史をひもどいたとき、私たちはそこに常にその時代におけるいけばなの変遷と新しいいけばなの創造の美を発見することができます。 そこで私たち現代人は、過去の偉大な先人がきずきあげた創造性豊かな伝統の上にさらに現代の生活感情や生活様式の中にある未知の素材を求め、そして、新しいいけばなを造りだすことを念願としています。

聖風流
聖風流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうとうかい古流松藤会
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

古流松藤会は、1916年に初代・池田理英によって東京で組織され、1966年に社団法人組織の認定を受けた流派です。本部を東京都文京区に置き、国内・海外に約60の支部を組織して全国的に活動しています。古流松藤会のいけばなには、江戸時代から続く伝統の「生花」と、自由な発想の「現代華」という二つの様式があり、伝統美と新しい美を同時に追求しています。

古流松藤会
古流松藤会

※写真は過去展示の様子 


えいげつしょうふうりゅう映月松風流
漁樵の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

当流は、昭和12年に初代家元の石野秀峰が創流しました。植物の自然のすがたを損なうことなく活けることを基本にしております。植物の持つ凛とした美しさを尊び、その気品のある美しさ、愛らしさを花器の上で最大限に表現することを目指しています。 この百段階段は三回目の出展になりますが、絢爛豪華な「漁樵の間」との調和をモットーにして、心休まるいけばな空間を展開したいと考えています。「漁樵の間」を彩る素晴らしい芸術作品の数々と、そこに添えられたいけばなのたたずまいを、ひとときお愉しみ下さい。

映月松風流
映月松風流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうおうかい古流松應会
草丘の間、頂上の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

「古流」は江戸時代中期(明和年間-1760年代)に今井一志軒宗普によって創流され「生花(せいか)」は床の間にいける花として町民の間で流行し、今日まで伝承され続けています。生花(せいか)と呼ばれるそのいけ方は植物の出生を軸とし、四季の移りかわりを三才と呼ばれるその流麗な線状美の内に表現します。「古流松應会」は、創流時より千羽家が代々いけばなを伝承し、明治45年(1912)に会組織を設立、そして2008年、現家元が十代目千羽理芳を襲名し、一昨年100周年を迎えました。

古流松應会
古流松應会

※写真は過去展示の様子 


みやここりゅう都古流
静水の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

『都古流 百人一首と 秋の花 きみをば待たん 静けし水辺』 都古流(みやここりゅう)は、明治35年にお生花(おせいか~古典様式のいけばな)を主に創流された流派です。 都古流の今年のテーマは百人一首。 雅やかな絵画に彩られた静水の間を舞台に、和歌に込められてた想いをお花で表現し、床の間飾りや棚飾りの作品に仕上げて皆様のお越しをお待ちしております。

都古流
都古流

※写真は過去展示の様子 


せいげつりゅう成月流
星光の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

成月流は昭和5年に初代家元 岩淵成方によって「花心一如(花と心を一つにする)」「自然即芸術(自然美は芸術)」を目標に創流されました。 植物の持つ「線の流れ」「色彩」「空間」を大切に、いけばなの表現をしている流派です。 花と向き合うことで自らが成長し、花を活けることで周りの人々と喜びを分かち合うことが生み出される作品を目指しています。 いけばなの形は、盛花、投入れを基本としています。

成月流
成月流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうせいわかい古流清和会
清方の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

明治時代中頃、八世家元の柿谷理閑が、金沢より東京に進出し、古流清和会を発足。 現在十一世柿谷理閑に至るまで、百余年の歴史を有している。 古流の格花(生花)には、天・地・人(真・流・受)の三才があるが、古流清和会では、 真を生命力、流を人の心、受を大地から養いを受ける人間の肉体をあらわすものとしている。 そして、その格花の持つ「気」の表現を大切に、取り組みたいというのが、理念である。

古流清和会
古流清和会

※写真は過去展示の様子 


こりゅうとうようかい古流東洋会
清方の間
【第五期】10/19(金)~10/24(水)

花が自然の中にあるときの、あるがままの姿が最も美しいと考え、その美しさを大切に表現することを目指し活ける心を重んじます。花を活ける心とは、花を愛する心であり、小さな生命を慈しむ心です。その精神性が、古来より日本に伝わる東洋的な思想に通じているところから「古流東洋会」と名付けました。  伝統の花である「お生花」と”色紙に描いた墨絵の様な花”「水墨花」をお楽しみいただければ幸いです。

古流東洋会
古流東洋会

※写真は過去展示の様子 


こりゅうかたばみかい古流かたばみ会
正面玄関、エレベーターホール
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

いけばなはその発生以来、時代とともに変化し、様々な様式を生んできましたが、江戸時代中期には生花(せいか)という様式が生まれ、全国で盛んに生けられました。古流かたばみ会では伝承花である生花と、今日の生活空間とも見合った自由花(現代華)とを二本の柱として位置づけ、その指導と普及に努めております。

古流かたばみ会
古流かたばみ会

※写真は過去展示の様子 


ひがしいけのぼう東池坊
十畝の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

いけばなはその発生以来、時代とともに変化し、様々な様式を生んできましたが、江戸時代中期には生花(せいか)という様式が生まれ、全国で盛んに生けられました。明治40年、流祖・美捷法眼(びしょうほうげん)によって創流された東池坊は、今年で106年となります。東池坊のいけ花は品位と格調を重んじ、道としての心、精神の修養をあわせて、華道・茶道・茶花という三位一体の道を歩んでいます。

東池坊
東池坊

※写真は過去展示の様子 


かじいのみやごりゅう梶井宮御流
漁樵の間、頂上の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

梶井宮御流は京都三千院を源とする流派です。 連綿と受け継がれてきた古典花を大切に守り伝えると共に、時代に即応した花を目指すべく現代花にも力を入れております。 現在は横浜が本部となっておりますが、毎年11月には流派発祥の地である三千院に於いて、各支部の代表者が参集し、華展を開催致します。 国内外を問わず三千院を訪れる多くの観光客の方々からご好評をいただいております。

梶井宮御流
梶井宮御流

※写真は過去展示の様子 


しんげついけのぼう真月池坊
草丘の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

明治41年(1908年)初代家元松谷松翁により創流。以降2世遊谷、3世松香、4世真月、現家元5世真月と110年の歴史を持ちます。現在は生花部門、自由花部門、造形部門、リビング部門でそれぞれテキストによる指導を行い、毎月一回の研究会を成果発表の場としています。また、各団体の花展には代表者が出品しています。

真月池坊
真月池坊

※写真は過去展示の様子 


しょうふうかどうかい松風花道会
静水の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

1917年 松風流 創始者 押川如水初代家元、女流華道家として国内外で「新しいいけばな」の普及活動。1974年 松風花道会(会員制)設立、初代会長 原田淑水、1977年 社団法人松風花道会として認定され歴代会長のもと会の発展につとめる。2013年 4月公益社団法人に認定され、現6代会長 橋本栄水のもと一層の華道普及、発展のため「個性豊かないけばな」の研究、発展、子供教室ボランティア会報、ホームページ等々、活動展開中。

松風花道会
松風花道会

※写真は過去展示の様子 


いすずこりゅう五十鈴古流
星光の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

五十鈴古流は1927年創流致しました。 暮らしの中に花を置く。花からもらうもの、香り、感触、色彩… それらに花をいける人、見る人の心が加わって『いけばな』になる。 現在、『暮らしの中に花を…』を勧めながらいけばなに力を注いでいます。 『飽くことなく自然に教えを乞いに赴く』19世紀、日本を評してのヨーロッパのある詩人の言葉。 私達はこの言葉をいけばなの理念ともいえるのではと考えています。

五十鈴古流
五十鈴古流

※写真は過去展示の様子 


いけばなせっしゅうりゅういけばな雪舟流
清方の間
【第六期】10/26(金)~10/31(水)

人に個性があるように、植物にも個性があります。 そして、花をいける空間にも個性があります。 いける人の個性、いける花の個性、いける空間の個性。 3つの個性を生かし、融合させることで、 より魅力的で美しいいけばなが生まれます。 いけばな雪舟流は創流以来、 脈々と伝わる華道の伝統を受け継ぎながらも 常に現代的な感覚を取り入れてきました。 これもまた“時代”という個性との融合です。 個性を生かす自由ないけばな。 それが、いけばな雪舟流のいけばなです。

いけばな雪舟流
いけばな雪舟流

※写真は過去展示の様子 


せいふうへいか清風瓶華
正面玄関、エレベーターホール、草丘の間、頂上の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

清風瓶華は大阪の花籠造りの名人、初代早川尚古斎の家に伝わる花をその子一世尚洞が東京で創流した流派です。その特徴は自然の風趣を愛し、芸術性を尊び、新しいいけばなの創造を促す自由な気風にあります。

清風瓶華
清風瓶華

※写真は過去展示の様子 


こりゅうりおんかい古流理恩会
十畝の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

江戸で生まれ、江戸で育った古流は江戸時代中期(明和年間)に一志軒宗普によって創流されました。そのシンプルで「粋」な花は当時の人々に絶賛され、創流以来約二百五十年間、変わらぬ花の美しさを伝承して来ました。江戸、明治、大正、昭和、そして平成と時代は流れても変わらない揺るぎのない美が脈々と息づいています。現在では古典の花はもちろん、現代の生活にも潤いと安らぎを与える「花のある豊かな暮らし」を目指して日夜研鑚を重ねております。

古流理恩会
古流理恩会

※写真は過去展示の様子 


きんかいけのぼう錦花池坊
漁樵の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

昭和9年創流で、本年創流80周年を迎えました。古典花から現代いけばな迄、幅広く学び活動をしている若手作家の多い流派です。 古典花を大事にしながらも、常に新しい「花の形と心」を模索しています。 「いけばなは、古い作法では無く、時季(とき)を表現する花の芸術です。」

錦花池坊
錦花池坊

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうとうかい古流松濤会
静水の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

古流は今井一志軒宗普によって江戸中期に創流されました。古流松濤会では、伝承花である「生花」と、現代の生活に合った「現代華」の二つの様式があり、変わらぬ美しさや、季節感を感じて頂き、少しでも多くの方が、いけばなを好きになって頂けるよう心がけております。

古流松濤会
古流松濤会

※写真は過去展示の様子 


かどうこうやさん華道高野山
星光の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

華道高野山は、流祖弘法大師が天長9年(832年)8月21日万燈万華会にて、み仏にお華をお供えされて以来今日まで、年月を重ねる中で、掌を合わせる心とその手によりいけ続けられる華があります。その華によって自らの眼と心を磨く道です。その道を華道高野山と称します。 生けた華の中に仏を観じ、華により温かく心を包み、華を観る人に心の豊かさをもたらします。

華道高野山
華道高野山

※写真は過去展示の様子 


かどうしんようみしょう華道真養未生
清方の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

流祖未生斎一甫は1800年前にすでに宇宙を見据え、三才の格「天地人」をいけばなの世 に確立させました。当流は120年前に大阪・堺の地に根を下ろし、伝統的な格花を伝承しながら現代的な造形花にも日々取り組んで来ました。33年前に山形支部、20年前に東京支部が発足して関西のみならず東北、関東に活動の輪を広げています。百段階段花展は今回初めての参加になりますが、日本の美を象徴する空間に造形花との融合を楽しみにしています。

華道真養未生
華道真養未生

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうえいかい古流松映会
清方の間
【第七期】11/ 2(金)~11/ 7(水)

いけばなには沢山の流派が有り、その中で古流は江戸時代の中期に今井一志軒宗普を流祖として始まり、その後三代目関本理遊、四代目関本理恩により、古流の特徴を表す生花(せいか)の花形が定められました。 私たちは、その魅力的な曲線を持つ生花を愛する会ですが、もちろんそれだけでなく、現代の様々な場面に合わせたいけばなも手掛け、生活文化のいけばなをより多くの人々に伝えて行きたいと、活動をしている会です。

古流松映会
古流松映会

※写真は過去展示の様子 


おはらりゅう小原流
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間、草丘の間、頂上の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

小原流は19世紀末、小原雲心が「盛花」という新形式のいけばなを 創始して、近代いけばなの道を開いたことに始まります。「盛花」は、口の 広い器(水盤)に花材を「盛る」ようにいけたもので、それまでの「線の動き」を主にした構成ではなく、「面的な広がり」を強調したところに特徴があります。 また、おなじみの水盤と剣山を使ういけばなは、小原流が始めたものです。 創流から123年、盛花をはじめとして、生活様式の変化に合わせた様々な いけばなを生み出してきた小原流は、五世家元・小原宏貴のもと、 さらに 新しい時代のいけばなを提案していきます。

小原流
小原流

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうとうかい古流松東会
漁樵の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

当流は、江戸時代中期に誕生した流儀「古流・こりゅう」の「生花・せいか」と言う「様式美の作品」を基本として、「自然の風景(情感)を表現した作品」から、近代社会にマッチした「アート的美意識作品」までを「伝承と創造」として、幅広く研究し発信する「古流の「一会派」です。 昨年は、ここ「漁礁の間」に於いて「古典いけばな作品」の「生花」と、「綿わた」を使用した「アート作品」とのコラボにて、ご来場のみなさまに楽しんで頂きました。

古流松東会
古流松東会

※写真は過去展示の様子 


さがごりゅう嵯峨御流
静水の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

平安時代、嵯峨天皇が京都・大覚寺の大沢池にある菊ガ島で手折られた菊を挿花されたことが源流となり、本年創流1200年を迎えます。当流は嵯峨天皇の自然や草木のいのちを愛する大御心を伝える伝統的な「いけばな」だけでなく、平成30年には直線の持つ鋭さや方向性、曲線の優しさやリズム感など素材から感じるイメージ、表情豊かな面の要素、色彩を重ねて作品にする新花『花がさね』を発表するなど幅広い様式をもつ流派で京都・大覚寺に華道総司所をおいています。

嵯峨御流
嵯峨御流

※写真は過去展示の様子 


しゅうほうりゅう秀抱流
星光の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

昭和8年初代家元佐藤秀抱により創流、現3代目家元バーネット秀抱
自由花を主体として植物の個性と生け手の個性を生かし色彩と素材を豊かに表現する事を大切にしております。非日常の空間、ゆったりと生け花をより身近にお楽しみくださいませ。

秀抱流
秀抱流

※写真は過去展示の様子 


しょうざんえんしゅうりゅう勝山遠州流
清方の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

勝山遠州流は、安土桃山時代の小堀遠州公(綺麗さび)を尊重し、自然美を活かしたいけばなを心がけています。古典花~現代花まで個々に促した指導に務めております。

勝山遠州流
勝山遠州流

※写真は過去展示の様子


せんけこりゅうふようかい千家古流芙蓉会
清方の間
【第八期】11/ 9(金)~11/14(水)

吾千家古流は千利休翁点茶の玄妙を活花に写し、その礼儀格式等を門下に示したものであります。その後淡州の人一世一瓢斎が生花の法を確乎たるものにまとめ、二世芙蓉斎は家元継承後横浜に居を移し千家古流生花の法を広く門下に伝えました。 現六世芙蓉斎・渡部一溪は千家古流の伝統の継承と、その意図を守りながら現代の生活様式に溶け込み映える「いけばな」の新しい“カタチ”にも挑戦し、広く提案しております。

千家古流芙蓉会
千家古流芙蓉会

※写真は過去展示の様子


りゅうせいは龍生派
正面玄関、エレベーターホール、十畝の間、頂上の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

いける人が自分自身の眼で、手にした植物一本一本に真摯に向き合い、その「貌(かお)」を捉えて自由に作品にしていく。それが、龍生派の創作の基本となる「植物の貌」という考え方です。明治19年、吉村華芸(かうん)により創流された龍生派では、今日、現代の暮らしの中に息づくいけばなを中心におきながら、古典華の伝承にも力を入れています。

龍生派
龍生派

※写真は過去展示の様子 


みしょうりゅう未生流
漁樵の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

未生流は未生斎一甫(1761-1824年)によって1807年頃大阪で創流されました。2014年、肥原慶甫が十世家元を継承、翌2015年には流としてこの百段階段に初めて参加いたしました。未生流の挿花は、陰陽五行説を根底とし天円地方合体によって出来る三角鱗に天人地の役枝を配することで構成されます。陰陽和合・虚実等分の理をもって、生命の根源から挿花を考えます。伝統の格花はもとより現代の生活様式に応じた新花を広めるべく様々な試みを行い、また次世代への普及発展に努めています。

未生流
未生流

※写真は過去展示の様子 


こりゅう・たいかんりゅう古流・大觀流
草丘の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

当流は江戸中期に一志軒宗普により興された古流生花を伝承。併せて昭和3年より古流という流派から離れた盛花・投入れを中心とした「いけばな」作品を発表・指導しております。凛と清々しく軽快で粋、季節感と安らぎを与える花を…。伝承の技と花型と共に、古流・大觀流の現在(いま)を生きる花をご高覧ください。

古流・大觀流
古流・大觀流

※写真は過去展示の様子 


せいせんこりゅう清泉古流
静水の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

清泉古流は初代以来、温故知心の心と、進取の精神を持ち「古典花から現代花まで」をテー マに活動しています。 古典花は四季折々の草木を生花(せいか)として生け、その"不易"の 姿を正しく伝承しています。 また現代花は"流行"のその先を見据え、植物に限らず、様々な 素材を通していけばなの可能性を楽しみながら模索しています。 現在は家元 四世 西村一観の下、仙台市に本部を、 岩手県、福島県、関東地区に支部を置いて活動しています。

清泉古流
清泉古流

※写真は過去展示の様子 


こうどうりゅうわたなべ宏道流(渡邊)
星光の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

中国、明の時代に著わされた「瓶史」が江戸時代半ばにわが国に伝来し、その内容と花論を熱心に研究し、それに基づいた華道の流派として誕生したのが、わが宏道流です。花型の基本は清操体と呼び全ての花型の基本となっています。ちなみに当流では開元の祖としての梨雲齋義想、初代青雲齋渓崕、および雲齋鳥習を当流三聖と崇めています。

宏道流(渡邊)
宏道流(渡邊)

※写真は過去展示の様子 


こりゅうしょうこうかい古流松光会
清方の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

当流は伝統の「生花」と、広く自由な感覚で活ける「現代花」から成っております。 二世家元長尾理君が湘南に本部を置き、各地へ活動を展開し、現在は三世家元長尾理照に継承されました。 古典生花の追及を盛んに行い、古流人として四季の草木花を観察し、その自然美を作品にて表現しております。 花は単にいけるものではなく、活け手の全てを内蔵する眼力によって活かされるものでもあります。 自己の持つ花の世界を尊び、未知の美しい世界を知るために各自の感受性をより良く鋭く磨くことを心がけております。

古流松光会
古流松光会

※写真は過去展示の様子


しょうかこりゅう松花古流
清方の間
【第九期】11/16(金)~11/21(水)

松花古流は、いけ花の技と心を磨き、私達の身近な社会をより美しく豊かにしていくことを共通の目的としています。当流いけ花の最も基本となるものは、生花様式です。江戸時代に先達が鋭い美の感覚をもって作り上げた天地人の姿をなぞらえたいけ花の中に、宇宙万物が存在すると考えます。また、自然に感謝し季節感のある植物の出生を大切にして、現代生活に合わせた盛花様式、折入様式、現代花も提唱し幅広い作法を楽しむ流派です。

松花古流
松花古流

※写真は過去展示の様子 

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