2019年2月21日(木)
「ハンドメイドでふくさを作ろう」
ふくさとは、金封を汚れから守り、受けとる相手の気持ちを大切に考え、謹んでお持ちするという心遣いのこもった日本ならではの文化です。
結婚式に招待された際に必ず持っておきたいアイテムですが、お祝い事だけでなく、通帳やパスポート入れなどマルチケースとして普段使いにもおすすめだとか。
そんなふくさが手作りできる機会はなかなかありません。
貴重なふくさ体験をご指導いただいたのは、日本ネイリスト協会の認定講師でもある
西沢希充子先生。
子育て中にハンドメイドの魅力にはまり、リボンアクセサリーやバッグのメイクアップなど、手がけるアイテムは多岐に渡ります。
手作りだと愛着もわきますね。
まず、先生のほうであらかじめ不織布の接着芯をつけていただいた布が、表用、裏用で異なる色、素材で1枚づつ。
裏用の布が表用の布より小さくなるようにはさみで切っていき、四隅の角を斜めに切り落としておきます。
その後、裏布、表布ともに四方を内側に折りたたんで綺麗に仕上げた後、下部を重ね合わせます。
二つ折りの位置を確認し、折りたたみます。
ふたの部分にリボンをつけると、かわいらしさ倍増!
数種類のリボンを何度も当ててみて、花嫁の皆様は楽しそうに迷われながらも自分好みのものを選ばれ、完成です!
最後に、当講座の総合ナビゲーター・野田真奈美さんから、ふくさを使う際のマナーを伝授いただきました。
お祝い事にふくさを使う場合、祝儀袋を入れるときはふくさを右開きになるように持ち、右手でご祝儀袋を差し込みます。受付で取り出す際は、左手の上にふくさを乗せ、右手でふくさを開いて中から御祝儀袋を出します。
御祝儀袋は相手から見て正面向きになるように、右回転させて向きを変えて渡します。
お悔やみごとのお香典で使う場合は、持ち手や向きが逆になるので気をつけましょう。
今回お集まりいただいた花嫁様のなかにも「さっそく来月、妹の結婚式で使います!」という方も。
ぜひ末永く、ご愛用いただければ幸いです。
お集まりいただいた花嫁様、ありがとうございました。