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ミニチュア×百段階段
~文化財に広がるちいさな世界~


―― 出 展 者 紹 介 ――



青木 敬士

(ジオラマ作家/大学教授)

1970年北海道苫小牧市生まれ。
日本大学芸術学部文芸学科教授。専門は文芸創作だが、ボカロキャラを低コストで空間投影できる「アミッドスクリーン」を開発し、第1回ニコニコ学会βでクウジット賞を受賞。かつてボーカロイド界隈では「アミッドP」の名で知られていた。ジオラマ制作にも打ち込み、このたびの出品作『苫小牧1975』が『鉄道模型趣味』誌主催・TMSレイアウトコンペ2021にて入選筆頭を獲得するなど、専門分野外に脱線しがちな教授。著書に『SF小説論講義』など。

川内由美子コレクション

(雛人形・雛道具)

東京都生まれ。父は言語社会学者の鈴木孝夫氏。
蒐集及び研究の傍ら、現在日本人形玩具学会に所属し学会誌「人形玩具研究」に論文等を発表。以前蒐集したヨーロッパのミニチュア食器は、山形県鶴岡市の致道博物館に寄贈。 これまでに、青山・紅ミュージアム、渋谷・セルリアンタワー東急ホテル、山形県鶴岡市・致道博物館、他にてコレクションを展示。2025年2月22日より静岡県三島市の佐野美術館において「江戸の『ぜいたく屋』七澤屋と武蔵屋の極小雛飾り」にコレクションを展示する。また、婦人画報(アシェット婦人画報社)や、なごみ(淡交社)にてコレクションの特集がされるなど掲載多数。

小林 美幸

(ミニチュアドールハウス作家)

1988年よりミニチュア制作を開始。17年前初めて作家としてショーに参加するにあたり、自分のオリジナルカテゴリーとして“金魚”を制作。現在は観賞魚等を中心に制作をし、ジャパンギルドショー、東京ドールハウスミニチュアショウ、その他百貨店やギャラリー等のイベント出展を軸に活動。

佐藤 與市

(アンティークドールハウス コレクター)

川崎市高津区在住。
伊豆高原にある日本初のドールハウス博物館「プッペンハウスヨシノ」よりアンティークのドールハウスを譲り受けたことからコレクションが始まった。
約30年前から、イギリス、ドイツ、スイス、オランダ、オーストリア、チェコ、フランスのドールハウスが展示されている。
ミュージアムを幾度となく訪問し、その見聞を広げている。
近年も、75日間で12ヵ国を訪問し、約9,000kmのドールハウスを巡る旅を行った。自身のコレクションにて、横浜人形の家にて「“灯りの魔法” 魅惑のドールハウス展」(2021年)、長野県須坂市「世界の民俗人形博物館」にて『世界のドールハウス展』(2022年)、静岡県藤枝市「藤枝市郷土博物館」にて『“日本と西洋の小さな世界”時をかけるドールハウス展』(2023年)の展示協力を行うなど精力的に活動を続けている。
現在は、横浜人形の家のプチギャラリーにてドールハウスを展示中。
著書「アンティークと世界のドールハウス」。


佐藤 りえ

(造本作家)

1973年宮城県仙台市生まれ。セツ・モードセミナー美術科卒。
Miniature Book Competition 2017においてDistinguished Book Award受賞、紙わざ大賞2019入選など。2005年頃より手製本の創作活動を開始。グループ展や各種イベント参加、製本ワークショップなど開催。豆本から函入りの特装本まで、種々多様な手製本を手掛けている。屋号は「文藝豆本ぽっぺん堂」

島木 英文

(ミニチュアハウスアーティスト)

1951年山口県下松市生まれ。1974年武蔵野美術大学建築学科卒業、1981年同大学大学院修了。1998年ミニチュア製作開始。2006年透視図法(遠近法)による製作開始。第15回ユザワヤ創作大賞展金賞。第18回ハンズ大賞入選。ミニチュア工房「カサ・デ・トンタ」主宰。
元建築士という経歴を生かし、遠近法を用いて奥へ進むほど、天井は低く、床は高く、調度品は細く制作されたミニチュアハウスは、覗いてみるとその奥行き感と、緻密な造作の世界を体感できる。

田中 智

(ミニチュアアーティスト)

2001年制作を開始。関西、東京を中心に活動、ミニチュア教室も主宰。
食べ物を題材に、ミニチュアを全て素材から制作している。参考資料を忠実に再現し、リアリティを追求すること、日々素材の模索し、新しい事に取り組む事でどんなジャンルにも対応出きる技術の確立を目標としている。
料理を引き立てる為にキッチン用品や家具も幅広く作り込み、背景や時間を感じさせられる作品を目指している。

千葉経済大学 模型部

(ジオラマ)

1934(昭和8)年に千葉女子商業学校を設立、2023(令和5)年に創立90周年を迎えた千葉経済学園。千葉経済大学は「論語と算盤」を建学の精神とし、「良識と創意」を校是に実社会で役立と人材を育てる経済学部の単科大学。多彩なクラブ・サークル活動の中でも特出すべき模型部は、校是である「創意」を具現化するため既製のプラモデル制作にとどまらず、ジオラマをはじめとした立体造形物をテーマとして創造と技術と感性をカタチにしている。その作品がSNSで話題となり、千葉の観光をPRする活動や、公共施設、秋葉原などのイベントにも積極的に参加、TVメディアでもその作品や活動が紹介されている。


藤坂 恵

(ドールハウス・ミニチュア作家)

1997年からミニチュア制作を始める。2007年より地元徳島を拠点に作家活動を開始。主に実在する昆虫を1/12 サイズに樹脂粘土で制作している。蝶やトンボなどの翅は左右対称になるよう1枚ずつカッターで切り出し、翅脈や模様などは本物と同じ数筆で手描きしている。標本として制作しているものに関しては、各昆虫に虫ピンも挿している。

Bonne Chance*yuri

(ミニチュアアーティスト)

1/12サイズのお弁当、コスメ、スイーツなどさまざまなミニチュアを制作。不定期で教室や販売会を開催。粘土を使った淡い色合いで、不思議でかわいいミニチュアの世界を表現している。食べられそうなミニチュアの料理動画もSNSで公開中。

MASAKI

(ジオラマ作家)

関 真生 /Masaki Seki 1969年大阪府出身。
1995年よりCG制作をメインに映像制作を生業としている。
廃墟や終末世界の設定が好きで水没した世界を立体造形で表現している。
2007年から模型制作を始め2008年からジオラマを作り始める。
第17回全日本オラザク選手権にてサンダーボルト部門金賞受賞 第6回浜松ジオラマグランプリにて既成キット部門大賞受賞 各種模型誌にてライターとして作例を制作。
TV番組などメディアにて水没ジオラマが紹介される。

増永 元

(ガラス作家)

主にバーナーワークという手法を用いてガラスによる小さなアート作品を創作している。(トンボ玉も装身具としてではなく全て観賞目的の創作物として制作)
ガラス作家になる以前は、ウミヘビの生態研究者だったこともあり、あまり注目されていない身近な生き物たちの魅力を、自分なりの方法で伝えたいという思いで創作を行っている。
生き物たちの命や環境の空気まで感じられる作品を目指している。


ミニ厨房庵
河合行雄・朝子・ASAMI

(ドールハウス・ミニチュア作家)

金属加工によるミニチュア鍋や調理器具等の制作を行う河合行雄は、その精密な造りとリアリティな情景表現で国内はもちろんのこと、海外でも人気を博している。
河合朝子・ASAMIによるミニチュアフードやミニチュア小物とともに、オリジナリティ溢れる作品を制作している。
全国での個展、イベントなど多数出展。テレビ、新聞をはじめ国内外のメディアでの取材多数。(海外名称:TYA Kitchen)

Mizuki Takamatsu

(ごちゃ絵クリエイター)

北海道札幌市出身。1995年生まれ。
2023年より、膨大な情報量を密度の高いごちゃごちゃとした一枚絵に描き切る「ごちゃ絵」と呼ばれる作風で作品を生み出している。 作品に描かれた場面や登場人物の一つひとつには、詳細な設定やストーリーが込められており、一つの作品についてだけでも長時間語り続けられるほどの奥深さを持つ。
クリエイター活動と並行し、2023年には「妄想アーキテクツ株式会社」を設立。 言葉では伝わり切らない企業のビジョンや理念を一枚絵で可視化するサービス「ビジョンピクチャー」を展開し、独自の表現力を活かして企業の理念浸透やPR支援の分野でも革新的なアプローチを実現している。

MEGU・PETAL Design

(ジャイアントフラワーアーティスト)

生花のプロフェッショナルとして、ブライダル装飾や空間デザインに携わる。出産を機に新たな表現方法を模索し、生花や華道の伝統と美学を基盤とした「花」を「紙」で創作するプロジェクトを立ち上げる。実物の生花の大きさや表現にとらわれない「ジャイアントフラワー」というジャンルを開拓し、2015年にPETAL Design(ペタルデザイン)を設立。
KITTE丸の内「こころおどる、夏。~都会のヒマワリ畑~」、グランフロント大阪「Red Rose Blossom/Timeless Blossom」などの装飾を手掛ける。既存の世界観にとらわれない自由な発想で、ジャイアントフラワーを用いた新たな空間創出に挑戦している。

Megumi Hachinohe

(ミニ切子作家)

今から約20年前、陶芸教室で講師として働いていた時、 遊びで作ったミニチュア急須が評判になりミニチュアの世界に出会うきっかけとなる。
レターセットや絵の具セットなど身のまわりの 文具をミニチュアにする事からはじめ、2008年頃からはコーナーハウスをやミニチュアフラワーアレンジの製作も開始。写真撮影をして作品の完成とすることでよりリアルさを追求した製作スタイルに移行。
2018年からは、アクリル棒を旋盤加工して作ったミニチュアグラスに彫刻を施すミニチュア切子を製作。


monde

(路地裏BOOKSHELF作家)

1976年東京中野生まれ
桑沢デザイン研究所卒業後、玩具会社のデザイナーとして従事、現在は平面作品の制作会社でCGイラストデザインを行うかたわら、個人の創作活動として独特のアート作品を制作。
主に「生まれ育った東京の日常」をモチーフに平面から立体まで様々な作品を制作し発表している。2017年に制作した「路地裏BOOKSHELF」がツイッターで大きな反響を呼ぶ。

宮崎 由香里

(ミニチュアフラワー作家)

ドールハウスに魅せられ、2002年よりミニチュア制作を開始。植物が好きで、花に特化した作品を多く発表。
ワークショップを開催してミニチュアフラワーの普及にも取り組んでいる。ドールハウスやミニチュアのオーダー制作、ミニチュアフラワー講習会の講師のほか、オンラインの教室も開催。ジャパンギルド(日本ミニチュア作家協会)会員。


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