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和のあかり×百段階段 2025
~百鬼繚乱~


出展者紹介



安宅漆工店

(漆)

塗師である安宅漆工店の安宅 信太郎氏は、15歳で父、儀一氏に師事します。信州の善光寺や国立能楽堂、参議院議長公邸など、数多くの建造物の建築漆工を手がけてきました。現在は東京都指定有形文化財「百段階段」をはじめホテル雅叙園東京が有する工芸品の修復作業にも携わっています。
昭和初期、日本の伝統工芸の粋を集めて造られた絢爛豪華な文化財「百段階段」の漆工には、儀一氏も関わったといいます。「父も建造に参加したものを修復する喜びは、漆職人ならでは。こんな技があったのかと日々発見がある、生涯携わっていきたいと思える最高の仕事です」と安宅氏は語ります。
螺鈿という文化を後世に伝える意味も含め、自身の作品以外にコレクションを有しており、本展ではその中よりご出展いただいています。

網野 篤子

(ガラス作家)

京都を拠点に1991(平成3)年からバーナーワーク技法でガラス制作をしています。2022(令和4)年に配信されたNetflix ドラマ「金魚妻」小道具、香港国際空港屋上庭園設置のガラス金魚作品制作。TOKYO MX「はじめての美術館」、KOBE とんぼ玉ミュージアム編で制作実演他、関西各局テレビ出演多数。 作品に使用するガラスは温度差に敏感なため、制作途中に割れてしまう事が多々あり、成形できるギリギリの形でリアルなガラスの金魚たちを生みだしています。戦時中、絶滅した品種もある金魚。平和な世で改良され進化した美しく愛らしい金魚の世界を表現しています。

いろした工房

(ガラスランプ)

「いろした工房」は、サンドブラストやレーザー加工などの近代的な技法を使用し、ランプや灯籠、器を作り上げています。サンドブラストで彫刻を施したガラスは、この特殊な技法によって、光が通ると独自の美しさが生まれ、周囲に幻想的な灯りをもたらします。和紙や伝統的なデザインも組入れた他にはない作品です。

絵付けこあん

(和ろうそく)

1980年、京都府生まれの絵付師‐中邑たまきによる和ろうそく。嵯峨美術短期大学日本画科卒業後、京焼窯元で絵付師として13年間勤める。和ろうそくの絵付師として9年目を迎える現在、「絵付けこあん」として和ろうそく、和装小物、絵画などを制作しています。


岡半

(ゆらぎ盆栽)

1922(大正11)年、浅草にて創業した岡半は、日本人形用造花、神社、祭祀用造花を製作しています。現在では、雛人形用桜橘、紅白梅、菖蒲などの製造をはじめ、類稀な技術と新しい発想から生まれる新たな五節供の花飾りや、盆栽小鉢やゆらぎ盆栽のようなインテリアなど多彩な展開を行っています。創業百年を超え、日本の伝統工芸を国内外に発信し続けています。

かざり工芸三浦

(錺かんざし)

1917(大正6)年創業。墨田区の工房で、歌舞伎・日本舞踊・芸舞妓など、日本髪用のほか普段使いの簪も誂えています。金、銀、銅、真鍮などの金属で作られている錺簪(かざりかんざし)には、動植物や歳時記をとおした粋なもの、縁起を担ぐ意匠などの細工が施されており、小さな飾りの中に物語性があるのが特徴です。現在は四代目となる三浦 孝之氏によってその文化と技術を継承しています。

柏木美術鋳物研究所

(小田原風鈴)

平安の時代に起源を持つ相模鋳物。小田原の鋳物は1534(天文3)年に河内から来住した山田次郎左衛門が鋳物業を開いたことが始まりであるといわれています。室町・安土桃山時代は、関東を治めた北条氏の庇護の元、江戸時代には宿場町として繁栄した小田原宿の需要に応え発展していきました。1686(貞享3)年に鍋町(現在の浜町)に移り住んだ柏木家は、近代になり大量生産の波に押され小田原の鋳物業が徐々に衰退していく中でも、銅合金鋳物など新たな技術とともに継承され、現在では唯一残る鋳物業として鳴物を中心に製造を続けています。高音で澄んだ音色が特徴的な砂張(さはり)で作られた鋳物作品はその象徴ともいえるものです。

金谷 美帆

(ビーズアーティスト)

神奈川県立湘南高校、学習院大学経済学部卒。在学中、ミス鎌倉、ミス熱海梅の女王に。
IKCアナウンサーを経て、海外旅行中のニューヨークでビーズクイーンと評されるJoyce Scott氏の作品に出会ったことを機に、1998(平成10)年よりビーズ創作活動を始める。
以来、アートビーズクリエーターとして次々と国内外にて大作を世に生み出してきた。
2008(平成20)年 ワシントンDC日本大使館「The World of Art Beads by Miho Kanaya」
2014(平成26)年 ニューヨークチェルシー地区セーラムギャラリー「The World of Art Beads by Miho Kanaya」
代表作は、総ビーズ織り「和衣裳」(165万余粒使用)、総ビーズ織り六曲屏風「鎌倉」(2009(平成21)年ギネス世界記録認定。206万3738粒使用)。
神の手●ニッポン第1期アーティスト


かものはし

(特殊造形)

いきものをつくる人。2012(平成24)年、CM・映像美術の造形会社に勤め、初めて造形の世界に触れる。
その後、FRP(繊維強化プラスチック)立体造形の制作会社で経験を積み独立。2017(平成29)年より本物のような動物のかぶりものを作り始めました。「モチーフとしてではなく、生きている存在として生き物を作る」を原点に、扱う素材や技法が限定されない特殊造形の技術を用いて制作しています。

キタガワアキコ

(ガラス造形作家)

東京都出身。松村 潔氏よりバーナーワークを学ぶ。2000(平成12)年 雪のデザイン賞入賞、以降各地にて個展開催。グループ展、百貨店企画展などに参加。
耐熱ガラスを材料に2000度近い炎を出す酸素バーナーを使用して、見る方がそれぞれの物語を思い浮かべるような、そして「傍らに置きたい」と思われるような作品を理想として作り続けています。

北村 春一

(青森ねぶた ねぶた師)

1981(昭和56)年、ねぶた師 北村 蓮明の長男として青森市に生まれる。
地元の企業や東京での勤務を経て、2007(平成19)年帰郷し、父に弟子入りする。2011(平成23)年にねぶた師としてデビューし、これまでに15台の大型ねぶたを制作し、知事賞・市長賞など数々の賞を受賞しました。2025(令和7)年は3台の大型ねぶたを制作。
伝統を受け継ぎながら新たな表現を追求し、後進の育成や学びの場づくりにも力を注いでいます。

倉敷光作所

(希莉光あかり)

2012(平成24)年、お盆の頃に出会った岡山・倉敷美観地区の軒先に吊るされていた手作りの倉敷切子灯篭。これをモチーフに切子の造形美を残しつつ、灯篭とは異なる和のあかりとして発展させた「切子あかり」。2013(平成25)年に開催された「倉敷春宵あかり」に出展し、それ以降毎年春に倉敷の夜を彩っています。
令和の改元を機に、切子あかりが進化し、構造を改め希望と癒しの光を意味する『希莉光あかり(きりこあかり)』が誕生しました。コロナ禍には新たな光房が完成し、自然に包まれた環境の中、ひらめきにより新作を発表し続けています。


弦間 康仁

(照明作家)

木と植物で小さな灯りを創作する照明作家です。「暗がりを愉しむ」をテーマに植物園や博物館、茶室等の空間創作を行う他、舞台照明家、アーティスト、建築家との空間コラボレーション作品も多数。2015(平成27)年にオリジナルプロダクツ“2Wシリーズ”を発表、国内外の展示会で高評価を得ています。近年では畑で育てた植物で灯りを作る、環境にやさしい灯りづくりに力を注いでいます。

ごまん

(ワイヤーアート)

1979(昭和54)年生まれ、山梨県在住。八ヶ岳の麓、自然豊かな環境で育ち、独学で始めたモノづくりをきっかけに、[創作を通した自己表現=自身のアイデンティティ]であると感じ、2020年頃から本格的にアート活動を開始しました。「金属線で紡ぎ出す、儚くも力強い生命の残響」をコンセプトとして、金属線を使った立体造形を手がけています。大量生産、大量消費の現代社会における、モノの価値・失われつつある心の繋がりを問いかけ無機質な金属線を紡ぎ、有機的なフォルムを生み出すことで、モノに宿る魂や記憶を表現し、見る人の心に温かい光を灯したいと考えています。

榮-SAKAE-

(かんざし作家)

東京都在住。ワイヤーで輪郭を作り、それを液体合成樹脂にくぐらせシャボン玉のように膜を張らせることで形を作るディップアートの技法を応用し、かんざしを製作。その優美な作品に多くのファンを持つ人気作家です。

佐藤 祥太

(あかり美術家)

美術 × 照明 流木と和紙を用いた「光の彫刻」を製作。生命を宿すような柔らかな曲線美と、温もりのある灯りを生み出します。ワイヤーを用いた骨組みの作品制作にも取り組み、生物の造形も行う。地元・山形県の祭りやイベントでは、オブジェクト制作や空間演出を手がけています。 光と造形を融合させた表現で、空間に新たな物語を灯します。


さぶさちえ

(切り絵絵本作家)

石川県金沢市出身。
PALETTE CLUB SCHOOL 絵本コースを受講。
pinpoint gallery 絵本コンペ優秀賞の受賞をきっかけに絵本を出版。
作品に
「ぼくのかげ」(あかね書房/2007(平成19)年)
「まっくろおさるどこいった?」(長崎出版/2009(平成21)年)
言葉のいのち言葉のちから絵本シリーズ
「扇の的」「鼠の嫁入り」文,土屋 秀宇/絵,さぶさちえ(恵コミニュケーションズ/2022(令和4)年)がある。
ボローニャ国際絵本原画展2022ファイナル。
ボローニャ国際絵本原画展2023入選。
絵は切り絵で描いています。

紗龔愛裡紗

(抽象画作家)

新潟県村上市生まれ。物心つく前より、キャラクターの創作や、ペン画など絵に携わり、抽象画の表現に至ってからは、独自の視点で得た技術体系と感性で新たな表現を追求しています。新潟県外での個展や、バンコク、香港、フランスなど海外での展示も行うなど精力的に活動を行っています。近年は即興で行うライブペイントで、見る人の心が幸せな気持ちになれるよう願い絵を描いています。

ステンドグラス工房かわもと

(ステンドグラス)

1987(昭和62)年創業。2018(平成30)年より静岡市沓谷にて工房をリニューアルオープン。
静岡県内外私邸、テレビ局スタジオセット、公共施設などを主に、建築用ステンドグラスのオーダー作品をデザインから施工まで手掛けています。
工房内外において、初心者から熟練経験者までレベルにあわせたステンドグラス教室や、ワークショップも開催しています。

清峰堂

(九谷和グラス)

1964(昭和39)年、石川県能美市に創業した清峰堂は、九谷焼と江戸硝子をはじめとする手づくり吹き硝子を独自の技術により融合させた「九谷和グラス」を作っています。九谷焼磁器でできた台座(脚)部分は、素地成形、絵付加工ともに手づくりにこだわり、ガラスも国内生産の手づくりされた吹き硝子を使用しています。


髙井 一平

(枯吹盆栽作家)

枯吹(かぶく)盆栽作家。新潟県見附市出身、新潟市在住。
自身が生の盆栽を枯らしてしまった際に、「ただ処分するのではなく、再活用することはできないか」と思ったことがきっかけで、2020(令和2)年より盆栽をアップサイクルする取り組みを開始。「枯れてしまった盆栽に新たな価値を吹き込み継なぐ」をコンセプトに、世代を超え受け継がれることもある盆栽への畏敬の念を胸に活動を行っています。
SANOYOI -咲の宵-代表。

髙橋協子

(陶芸)

神奈川県茅ケ崎市生まれ。
高校時代に歴史研究部で縄文土器制作を始める。武蔵野美術大学 短期大学部 工芸デザイン 木工専攻、陶芸サークル窯工研究会にて作陶を始める。笠間在住の堤 綾子氏のもとで修業した。その後、黒田 隆、矢崎 春美、外山 亜基雄、各氏に学ぶ。1996(平成8)年笠間にて独立。2003(平成15)年つばめ窯開窯。2008(平成20)年以降、茨城の民話を収集、作品化し、伝承活動がライフワークとなります。器、人形制作共にストーリー性のある作品を目指し作陶。各地で個展、合同展などを中心に活動しています。

高山しげこ

(漉き紙の灯り)

文化服装学院ディスプレーデザイン科卒業。2001(平成13)年より灯り作家として活動。
2013(平成25)年より漉工房(すきこうぼう)を主宰。さまざまな紙漉きの技法を応用しつつ、素材が持つ質感を活かした灯りを制作しています。
幻想的な陰影が繰り広げる物語を愉しめます。

瀧下 和之

(日本画家)

1975
(昭和50)年 
熊本県に生まれる。
2001
(平成13)年 
東京藝術大学大学院修了。
2003
(平成15)年 
瀧下和之「桃太郎図」展/熊本市現代美術館
2008
(平成20)年 
第4回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展/ニューオータニ美術館
2009
(平成21)年 
画集「瀧下 和之作品展 桃太郎図」刊行(求龍堂刊)
2011
(平成23)年 
九州新幹線開業記念展「ヒニクニ」/新宿高島屋・熊本鶴屋
画集「瀧下 和之作品集 JAPAN:ism」刊行(求龍堂刊)
2012
(平成24)年 
「桃太郎図いろはカルタ」刊行(求龍堂刊)
2013
(平成25)年 
ロイヤルコペンハーゲン美術陶板画の発表開始[12年企画]
ART TAIPEI/TAIPEI
2015
(平成27)年 
画集「瀧下 和之作品集 桃太郎図2」刊行(求龍堂刊)
絵本「どんぶらこ。」刊行(求龍堂刊)
2016
(平成28)年 
瀧下 和之展~躍動する平成の絵師~/箱根芦ノ湖・成川美術館
熊本地震復興応援企画「ヒノクニ」/日本橋高島屋・新宿高島屋
2017
(平成29)年 
「桃太郎図いろはカルタ2」刊行(求龍堂刊)
誉のくまもと展/熊本市現代美術館
2018
(平成30)年 
美術⇆物語 え!からはじまる、ストーリー。/メナード美術館
画集「瀧下 和之作品集 JAPAN:ism2」刊行(求龍堂刊)
2021
(令和3)年 
画集「瀧下 和之作品集 桃太郎図3」刊行(求龍堂刊)
2022
(令和4)年 
千代の富士×瀧下 和之展
2024
(令和6)年 
キン肉マン×瀧下 和之「ヒーローズ。」
熊本県美里町の“ふるさと応援大使”に就任
画集「瀧下 和之作品集 桃太郎図4」刊行(求龍堂刊)


谷 俊幸

(照明作家)

1974(昭和49)年兵庫県生まれ。神戸芸術工科大学プロトデザイン科卒業。 1999(平成11)年、 独立し「MODERN」を設立。東京に拠点を移しインテリア作家として活動。2000(平成12)年には IDEEの「スプートニク」として海外進出。2001(平成13)年、ユネスコ主催のNYイベント「デザイン21」の招待作品として参加。2002(平成14)年、照明「Mocoro Lamp」シリーズを発表。全国での個展活動及び店舗照明関係も手掛けます。2003(平成15)年に照明「PP-wood Lamp Shade」シリーズを、2004(平成16)年には 照明「Sen Lamp」を発表。2005(平成17)年の全国での個展活動を経て、 2006(平成18)年より照明作家として海外を中心に活動しています。

2019
(令和元)年 
3daysofdesign
Salone del mobile
Galleri Egelund, Copenhagen
Stockholm Furniture Fair
2020
(令和2)年 
3daysofdesign
2021
(令和3)年 
Japansk Design Festival
Danish Ambassador to Japan residence 2021 (オリンピック期間中)
3daysofdesign
ホテル雅叙園東京、和のあかり× 百段階段
2022
(令和4)年 
3daysofdesign
日本の灯り展
2023
(令和5)年 
Japansk Design Festival
3daysofdesign
Maison & Objet
London Design Festival
Stockholm Furniture Fair at Asplund
2024
(令和6)年 
Cinnober, Copenhagen
3daysofdesign

タツミ

(淡路瓦)

1610(慶長15)年にまで起源をさかのぼる淡路瓦の歴史。南あわじには原料となる良質な粘土に恵まれ、現在も淡路島内には約50軒の瓦製造業者があり、いぶし瓦の生産量では全国一を争う生産地として知られています。
タツミの前身は、江戸時代末期から淡路島南西部の自然豊かな環境で瓦作りを続けてきました。兵庫県伝統的工芸品「淡路鬼瓦」の指定窯元として、社寺仏閣や民家向けの鬼面瓦・飾り瓦を手掛ける職人集団です。創業以来、「地場産業のいぶし瓦の製造を通して社会に奉仕する」という理念のもと、瓦作りに取り組んでいます。現在は鬼瓦・棟瓦の製造を中心に、壁材や床材、インテリア小物など幅広い製品を手作り製作しています。

だるま商店

(京都絵描きユニット)

絵師・安西 智とディレクター・島 直也との絵描きユニット。
自由で力強い毛筆と極彩色のCGを操り日本を描く。絵師-安西は、文学から得た独自の色彩理論を持ちつつ、特異な色彩を織りなす。ディレクターの島は、考古学、民俗学、歴史系などの学会をはじめ専門誌などに随筆、論文を発表しつつ、様々な分野から多角的にコンセプトワークを行い、併せて日本の文化・歴史などの再構築を行っています。
Apple、関西・大阪万博、F1日本グランプリVIP、東京オリンピック、リッツカールトン、ハイアット、フェラーリオーナーズクラブ、ハリウッド映画、パリ市の音楽祭、外務省など、海外で展開する一方、世界遺産 比叡山延暦寺・天台宗本庁、熊野古道の曼荼羅制作など多くの大本山寺院・神社の障壁画、天井画などに奉納。
今いくよくるよVD、舞妓さん衣装、茶道具、青森・五所川原/立佞武多、能登の奉灯祭、伝統工芸、羽田空港リニューアル、東映太秦映画村50周年/リニューアル事業、各百貨店、NHK80周年ビジュアル、テレビ、京都BALなど幅広く展開しています。

DI Palette

(紙にしきごい)

1943(昭和18)年に創立した歴史を持つ株式会社第一印刷所は、新潟県に本社を有する印刷を中心とした事業を展開する企業で、2024年(令和6年)に社名をDI Paletteにリブランドしました。
本展では、鬼がいなくなった現世の平穏な景色の象徴として、ゆったりと文化財を泳ぐ色鮮やかな錦鯉の群れを「紙にしきごい」で表現していただきました。微細な切り絵加工でデザインされたパーツを組み合わせた美しい作品が文化財空間を泳ぎます。


栃木ダボ製作所

(日本の神々のお面)

木工の街である栃木県鹿沼市で、さまざまな木製品を製造している栃木ダボ製作所。森林に囲まれた15,000㎡の敷地と80台を超える木工機械を駆使して幅広い要望に応えています。
鹿沼市の高い木工技術、豊富な木材資源、地域の魅力を伝えていくことを目的に、鹿沼市の木工業者と東京のデザイナーによって立ち上がった『鹿沼のすごい木工プロジェクト』。元々は地元の方々に鹿沼木工の素晴らしさを知ってもらいたいという想いから始まりました。栃木ダボ製作所が作る「日本の神々シリーズ」は、間伐材を再活用した116種にも及ぶ神々のお面です。

白亜器

(陶作家)

2005(平成17)年、愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了。美山陶房-寺田康雄氏に師事した後、2008(平成20)年に独立。2011(平成23)年に屋号を「白亜器」とし、以来作家名も同じく活動。
白亜器という名は、化石や鉱物の質感と、太古より変わらない卵の形をブランドイメージとしています。現在は主に猫をモチーフとした作品を制作しています。

林 貴俊

(石巻こけし)

宮城県石巻市にある1930(昭和5)年創業の「林屋呉服店」。その店内のアトリエで、石巻こけしは誕生しました。2024(令和6)年より石巻市の街が一望できる日和山に新たなアトリエを開設。国内外に向け精力的に活動しています。石巻こけしの屋号「Tree Tree Ishinomaki」の“Tree Tree “の由来は制作者である林の漢字の「木」(Tree)が二本で”木と木“(Tree Tree)という意味と併せて、”気と気“が合う人が出会って一緒に何かできるようにという意味も込められています。
全日本こけしコンクール(入賞2回)、ミシガン大学美術館 所蔵。

廣田硝子

(ガラス・江戸切子)

1899(明治32)年、東京で創業した廣田硝子は、創業当時より伝えられる貴重なデザイン資料を元に、江戸切子や吹き硝子など脈々と受け継がれる手仕事による伝統的な製造を継承し、現代のインテリアに調和するプロダクトを作り続けている硝子メーカーです。


村田民芸

(郷土玩具)

岩手県はかつて養蚕が盛んでした。今では数少なくなりましたが、当時は農業の傍らカイコを飼う家が多くありました。村田民芸工房は、1968(昭和43)年に、村田三樹二郎が、まゆ・くるみを素材に創作郷土玩具の工房を開いたのが始まりです。現在は、次世代にその制作は引き継がれ、あたたかい心のこもった創作郷土玩具、お土産品を作り続けています。
中でも「まゆ十二支」は、全国観光土産品審査会で「日本観光協会会長賞」を受賞するなど高い評価を得ています。

MONOR

(工芸作家・メタルアート)

新潟県新発田市在住。2023(令和5)年より工芸作家・メタルアーティストとして活動。鉄や廃鉄を組み合わせネジ止めしながら組み合わせて造形する技法で生物・古代生物などのモチーフを制作。地元新潟を拠点に他県やドバイなど幅広く作品の展示販売を行っています。

柳井金魚ちょうちん祭り

(山口・柳井)

柳井の民芸品である『柳井金魚ちょうちん』をモチーフにした夏の一大イベントで、お盆等で帰省された方々をふるさとの民芸品でお迎えするものです。会場内には約4,000個の柳井金魚ちょうちんが装飾され、そのうち約2,500個に灯りをともします。柳井金魚ちょうちんから洩れるほのかな灯りが幻想的な雰囲気を醸し出します。最大の見どころは『金魚ねぶた』で、祭りの会場を堂々と、時には荒々しく練り歩きます。また、柳扇会による『金魚ちょうちん踊り』も必見です。

米川慶子

(フラワーデザイナー)

徳島でフラワーショップとフラワースクールを展開。数種類の布を特殊な技法を使って染め上げ、一輪の花を生花のようなリアルな花から、ファンタスティックな花までデザインすることが出来る藍染花。本展では、藍ならではの深い色合いで妖しくも美しい世界を表現します。
フラワーショップ慶 代表取締役(公社)日本フラワーデザイナー協会名誉本部講師。
米川慶子フラワーデザインスクール主宰。
2019(令和元)年「 現代の名工」受賞


ヨダタケシ

(音楽)

手を触れずに演奏する不思議な電子楽器、テルミンを操る音楽家であるヨダタケシ氏は、女神の歌声とも評される独特な音色を操り、ファンタジックな世界を創り出しています。楽器演奏のほか、サウンドクリエイターとして国内外で映像作品等の音楽を手掛けています。本展では2019(令和元)年、2021(令和3)年~2024(令和6)年に続き部屋毎の展示テーマに沿ったオリジナル楽曲を担当しました。ゲストヴォーカリストに片山 千穂氏を迎え、音楽で[鬼の世界]を表現します。
[片山 千穂]舞台俳優、ダンサー、歌手。音楽座ミュージカル/Rカンパニー退団後フリー。

和のこと遊び

(つまみ細工)

2015(平成15)年に開催された埼玉県女性企業セミナー参加を機に、県助成ウーマノミクスプロジェクトフェスタ出展から活動をスタートした「和のこと遊び」は、日本の伝統手芸であるちりめん細工、つまみ細工等を製作しています。
本展では、誰もが幼い頃に親しんだ折り紙を思わせる四角から始まる作品を展示します。小さな四角の布を折りたたんで作るつまみ細工のお花で桃源郷を表現します。


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