父親が漫画家であった影響もあり、幼い頃から描く事に慣れ親しんだ環境で育ったAira。確かな描写力と豊かな色彩感覚で、日本のカルチャーを色濃く反映した世界を描き出す。常に「自分の中に染みついている真のところ」と向き合い、自分にしか言えないことを追求し新しい表現を求めて進化を続けている。2019年Tagboat AWARD 14th準グランプリ受賞、他多数。
岐阜県出身。インスパイアされた人物、風景、あらゆる物をモチーフに抽象的要素を盛り込んだ作品を主に制作。シルクスクリーンやハンドペイントを組み合わせ、躍動感溢れる瞬間を画面に閉じ込める。
記憶に眠る風景を鮮やかな絵の具を塗り重ねて生き生きと描き出し、ダイレクトに記憶や感情に接続するような作品を創り出す。一瞬で心を解き放ってくれるような力強さと優しさに溢れる繊細かつ力強い画面づくりが評価され、ミュージックビデオやアートワーク、テレビ番組のアニメーション、装丁のイラストなど幅広く活動。映像作家100人 2015(BNN出版)にも選出され、2016年には六本木アートナイトなどイベント出演も多数。
手術室看護師からヘアメイクアップアーティストへ転身し、その活動の中でヘッドピース&マスクを作りはじめる。 不可思議でスタイリッシュ、そしてミクロな視点が、可愛さと毒の入り混じった独自の世界観を作り上げる。広告、映像、イベントを中心にフォトグラファー/イラストレーター/ファッションデザイナー/パフォーマーなどと意欲的なコラボレーション作品を展開し、活躍の場を国内外に広げている。
CGデザイナー、フィギュア原型師、プロダクトデザイナーを経て40代より瞑想による神秘体験を契機に芸術活動に入る。2013年アートプロジェクト「TARTAROS JAPAN」の活動を開始。絵画、彫刻、ミクストメディア、近年は具象表現から抽象表現、インスタレーション、コンセプチャルアートへと表現の幅を広げる。2016年にはキュレーションワークも始め、東京と金沢を中心に個展、グループ展も多数開催。現在は沖縄県在住。
約50人の画家が所属するアーティストチームを設立し代表を務め、村上隆氏のギャラリー「Hidarizingaro」のグループ展にて展覧会企画およびイベントを主催。2011年の堂島リバービエンナーレでは、アニッシュ・カプーア、杉本博司、チームラボ、森万里子、隈健吾、坂本龍一といった錚々たるメンバーの中で展示した他、2012年には青森県立美術館にて早くも美術館デビューを果たす。 上野の森美術館のVOCA展への選出など、個展、グループ展他多数。
幾千にも並べられた線の一つ一つは、アクリルを用いて自身の手で描いている。細い一本の線を左右にぶれることなく一直線に同じ太さで描き続ける技法は、まさに神のなせる業である。透明のアクリル板の上にレインボーカラーで作品を彩ったと思えば、白いキャンバスの上にブルー一色に描くといったように変幻自在に形を変えながら、グラデーションで見る人を魅了する。第9回タグボートアワードグランプリ受賞、展示など他多数。
2014年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。現在は東京都、島根県を活動の拠点としている。和紙の手漉きに自ら挑戦し、そこに金属の鉱物を混ぜた錆和紙を発明。和紙の持つ歴史と日本文化を表現の土台とし、現代に生きる記憶と社会の変動を映し出そうとしている。「永い時を経れば朽ち果て、いつかは土へ還っていく」そんな「侘び寂び」にも通ずる自然の理の美しさを表現し続けている。
2004年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。ライフスタイルも容姿も欧米化しつつある現代女性のイコンでありながら、花鳥風月を感じさせる極めて日本的な世界を描き出す。古い時代に宗教画の図像に盛り込まれた意味を解釈するような絵解きを伝承している。「部屋に花を生けるように自分の絵を飾って欲しい」作家自身が望む絵を楽しむスタイルである。
武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。身の回りにある物とモンスターを組み合わせ、ストリートアートとアニメを融合した独特のタッチで作品を展開。モンスターに託されるイメージには人そのものが変容したものから、古い道具類に宿り人をたぶらかすという付喪神の言い伝えにみられる日本のアミ二ズム的なもの、あるいは情報化社会において処理しきれないほど過剰にあふれる情報そのものなどがあるという。
緻密に、時には大胆に引かれる一本一本の線が、幾重にも重なり交わる事で幅広いトーンを生み出し、それが我々を奥行き豊かな作品世界へと引き込んでいく。人体の一部のようであり、風景のようでもあり、自然現象のようでもあり、いつも違った表情で観る者の想像力を掻き立てる。2015年TAGBOAT ART FESグランプリ受賞。韓国でのアートフェアにも出展するなど国内外で活動している。個展・グループ展多数。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。世界中を旅しながら様々な土地や人々との出逢いに全身で感応し、身体全部で音楽の波を感じとり肉体自ら絵の一部となって大画面を踊りながら描き上げる。照明、音楽、ダンス、香、衣装、ヘアメイク、舞台美術、等様々な表現を巻き込むアートパフォーマンスは舞台芸術として評価される。世界遺産/沖縄中城跡、奈良/天河大弁財天社、岡山/吉備津彦神社にて奉納踊描を納める他、世界各地で活動中。
有田窯業大学校専門課程で培った造形物の技法によって粘土に魂を注入し、日常にある言葉、物の名前、音、匂いなど、通常では記憶に残らないような目立たない存在に名前をつけるように作品を創り出す。生きている怪獣のようにも見えるが、静かに存在する土や石のようにも見える。そんなどちらともいえない中間のような立体作品は、日本古来の生物や無機物を問わず万物に霊が宿るというアニミズムの考えに起因している。
人間が共通して持つ愛の形や宗教観、死生観を描き、昔からなんら変わらない現代を生きる私たち人間の存在の不可思議を問いかける。作品には、民話や伝承をモチーフにした聖母や神の姿が登場する。人間の創りだした神の像を前に祈ることで神聖な領域に触れようとするように、後藤夢乃はそれを描く事でその神性に触れようとしている。現在、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻在籍中。受賞、展示など多数。
幼少期に過ごした和歌山県「熊野」の地は、自然の美しさや厳しさ、そこに流れる空気や音や時間、寝る前に必ず読み聞かせてくれた絵本や童話など、想像の世界で満ちていた。そんな様々なものが呼応して入り混じった世界観を作品に映し出している。国内外のギャラリーを中心に個展、グループ展など多数開催。絵画、写真、版画、インスタレーション等、様々な媒体での表現を行っている。2019年には自身の作品集を出版。
新しいカルチャーを発信する渋谷で生まれ育ち、音楽やファッションから刺激を得て、中でもパンクロックカルチャーから大きな影響を受けている。ダイナミックな彫刻作品をメインに展開しているが、ドローイングやペインティングなど表現は多岐に渡る。2016年に愛知県立芸術大学大学院博士前期課程彫刻優秀賞を受賞し、修了後は六甲ミーツ・アート、東京建物 Brillia ART AWARD、岡本太郎現代芸術賞入賞と着実にキャリアを積み上げている。
ロンドンで幅広く美術を学び、自己の作品の中心でもある油絵の新たな可能性を見つけ、平面性を越えた作品の制作に取り組む。圧倒的な自然と、ささやかに粛々と生と死を繰り返していく植物としての自然の形・存在を描き出す。目に映り感じた自然への恩恵から創り出す作品は、その細部まで形を追い求めた軌跡と、目の前に広がる壮大なセカイそのものの存在を映し出す。日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。国内外にて個展、グループ展多数。
仙台で生まれ育ち東京藝術大学油画を卒業。その後は福岡で教鞭を取りながら作品の制作を続ける。地形図の等高線のように立体を捉え、個性や特徴を消すかのように描き上げる。立体と平面を行き来しながら物事を簡略化し、「無」の状態に被写体を近づけることで、微かな色のグラデーションや目の表情を表面化する。そこには他人には計り知れない「他者」の想い、不安定さ、感情が映し出される。台湾や韓国などアジアを中心に多くのアートフェアに出展。
擬人化させた動物や虫などの彫刻を制作。人と動物などを組み合わせることで、ユーモラスに、時に皮肉っぽく人間の内面を浮き彫りにする。まるで生きているような瞳や髪の毛は、精巧な技術によって生み出される。東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了。2016年「世界がかわるバラエティー『アーホ!』(フジテレビ)」に出演。2018年Monster展では海外展に選出されるなど 個展、グループ展など幅広く活躍している。
1969年神奈川県生まれ、東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻家として数々の立体作品、インスタレーションを発表。銅線をコイルのように巻き付けて、ゆらゆらと天井から落ちる光の粒に命を吹き込むように形を生み出す。2017年の中之条ビエンナーレでは鹿の立体作品を展示。静謐な中に漂う圧倒的な存在感を放ち好評を博した。その他個展、グループ展など多数出展。
壮大な世界の中の小さく儚い存在である自分を受け入れ、生と死の間で個々の存在が現在という瞬間に真摯に向き合う。そのような考えを創作の軸とし、木を掘ったり鉄パイプを捻ったり、手技の痕跡を残しながら時間を蓄積するように作品をつくる。2011年東京藝術大学修了作品展にて東京都知事賞受賞。東京都上野恩賜公園にも作品が設置されている。近年では2017年Independent Art Fes TAIPEI 大賞など、その他個展、グループ展、受賞多数。
オーロラのような発色を用いて「人が人と関わった時に生じる間」を表現する。見る角度や距離によって表情を変える特有な質感を持つ絵具表現は、自身で開発した特殊技法によって生み出している。そこには鑑賞者一人ひとりの想像力を引き出し、自由に作品を解釈してほしいという想いがある。2018年武蔵野美術大学造形学部油絵学科の卒業と同時に、自身の作家活動とArt事業展開のみに集中すると決心し実践し続けている。
2000年山口芸術短期大学卒業後、東京を拠点に活動を開始。展示会の他にライブペイティングやミュージックビデオ、フェスのイメージキャラクターなど国内外を問わず活躍。60年代の「特撮」「アニメ」「漫画」からアナログ的な表現、さらに70年代80年代のテレビアニメからの影響は大きい。アメコミやパンクロックなどの西洋文化に影響されつつも日本画の特徴を多く持ち、社会に存在する戦い、討論、邪悪、正義を幻想的な宇宙の問題として描く。
1995年より、テイ・トウワのイベントにVJとして参加するなど、日本のVJの先駆者として世界中で活躍。1997年にアーティストユニット「エンライトメント」を設立し、現在はアーティスト/アートディレクター、また京都造形美術大学客員教授を務める。ファインアート、グラフィックデザイン、映像、立体作品から空間演出など、幅広い創作活動を展開し、広告の世界と現代美術の世界を行き来する。
2018年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。デジタルで作成したデータを印刷した上に描画材を用いて手を加え、デジタルでの描画という近年誕生したばかりの非物質的な描画形式を取り入れながら、歴史と伝統のあるアナログな絵画表現に於ける概念を踏襲する。「絵を描くこと」で生じるそれぞれの軌跡を表面化する新しい試みが評価され、2018年Independent TOKYOでは審査員特別賞受賞。その他展示など多数開催。
厚紙で作ったブロックやドローイングを描いた布などを組み合わせ、自身のイメージの設計図でありながら、建物のようになったり、街のようになったり、それにすら至らない抽象的な空間を創り出す。そのモチーフは撮影を通してPC上で再構成され、デジタルを経由したイメージ空間は画材の色彩や質感を依代として再び物質として描き出されている。2018年多摩美術大学修士課程日本画研究領域修了。個展、グループ展など多数。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。都市の光景はときに平面的である。それは建物がガラスやコンクリートといった無機質な印象を与える素材によって作られているから、あるいは乱立する建物やガラスの反射が現実であることの確かさ(立体感)を奪っているからなのかもしれない。人々の小さな動きの集まりは密度をもって、建築物とともに一枚の画面を構築する。それを「都市のレイヤー」と称して、収集をつづけている。
チタンによる鮮やかな色彩で表現する。その色は、CDやシャボン玉のように、見る角度や環境によってゆらゆらと変化する。偶発的に生まれた色合いは人間の意図を超え、触ることのできない光と色彩の世界へ誘導する。2005年多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。“Yokohana Art Competition”2014 グランプリ受賞、“第11回タグボートアワード”2016 準グランプリ受賞など受賞多数。
ドローンや掃除ロボット、プログラミングによる機械学習などを使ったペインティング作品を中心に制作。制作過程を機械に委ねることで自身のコントロールから外れた意図しない表現を生み出し、逆説的に自分自身の価値や存在への疑問、また機械と人が同化し生まれる表現の可能性を発見しようとしている。2019年 INDEPENDENT TOKYO 2019グランプリ受賞、その他個展や海外のアートフェアなど多数。
洗練された配色や緻密なテクスチャー、神秘的なフォルムで幻想的な世界を創り出す。大地や海辺、植物や身の回りの景色を平面や立体で表現する。そこには自然と生体が生み出すミクロとマクロの中の美しさが漂う。2015年東京藝術大学大学院美術研究科絵画科油画修了。修了制作は帝京大学買い上げ。トーキョーワンダーウォール、ワンダーシード入選など、そのほか個展、グループ展多数。