錆和紙作家 伊藤咲穂

錆和紙作家 伊藤咲穂

錆和紙作家 伊藤咲穂

-時音(ときね)-
江戸風鈴とのコラボレーションを通じ、今日に至まで多くの人々と歴史を刻んだ空間に流れる、時の音色表現しました。
また、その音色は100年後、200年後へと向かう新たな響きの余響でもあります。

プロフィール

伊藤咲穂
1989年、島根県浜田市に生まれ。大学2年の冬、富山県五箇山の和紙工房で楮の繊維に触れたことを契機に、自国の文化に深く興味を持ちました。
静かな雪景色のなかで、身も凍るような水に通された楮(こうぞ)の繊維は清く美しく、その素材に対し、尊敬と懐かしい親しみを覚えました。和紙を手漉きする際に、金属の鉱物を混ぜ酸化反応させた「錆和紙(さびわし)」を独自に開発しました。楮や三椏(みつまた)、雁皮、麻、 金属の錆について研究し、地元(島根県)や国産の原料を扱うことに重きを置いて制作しています。

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