歴史的建物が残る文化遺産として、世界遺産に登録され、国宝にも指定されています富岡製糸場。
かつての富岡製糸場の繭地盤から繰り糸した世界遺産登録記念商品に認定された日本製糸を
使用し、絹本来の色合いと生地の風合いで、婚礼の儀にふさわしい最高級品の逸品に
織り上げられた白無垢です。
製織は京都で1台限りの織機で製作され、下前衽(おくみ)には『世界遺産 国宝指定・
富岡製糸場』というロゴが織り込んである、特別な白無垢に仕上がります。
現在では農家の高齢化もあり生糸の生産量は0.1%にも満たない状態です。
日本の絹製品の代表的な着物は、その原材生糸の99%以上は海外産(主に中国・ベトナム・ブラジル)であり
「着物は国産糸を使用している」と認識している人が多い中、そのほとんどは国産糸を使用していないのが現状です。
なので、こちらの商品は極めて希少な商品なのです。
公家の装束や調度、建築などに用いられた有職文様は、優美で格調高く、日本の文様の基調になっています。亀甲の文様は延命長寿を意味し、能衣裳や小袖の文様として使われ、上品で格式ある白無垢に仕上げます。
百合の花言葉は、純粋・無垢・威厳です。古くは桃山時代より、能衣裳にも描かれた美しい百合の着姿。立枠、七宝等のおめでたい伝統ある有職文様にバランスよく百合を配し、清楚で気品高い白無垢です。程よい無地場を作り、立ち姿がより綺麗に演出できるよう、図案化してあります。
鶴は長寿を意味した瑞鳥であり、延年の祝いものとされてきました。その鶴が群れを成し天高く羽ばたく姿は、幸多かれと二人の門出にふさわしい清楚でおめだたい1着です。織技法を駆使し、鶴・小鶴・波の陰影に強弱をつけ、より美しくなる様に織り上げました。