2019年1月17日（木）
「大切な贈り物。より豊かにお渡しを」
1月の花嫁講座は、日本の生活の中で育まれてきた和の心を、
風呂敷文化研究家のつつみ純子先生を招きし、風呂敷を通してお伝えいただきました。
風呂敷は単なる一枚の布ですが、その中には沢山の日本の文化が息づき、その包み方・使い方には日本人の思いやりの心と知恵がつまっています。
花嫁となられる皆様には、風呂敷を通して日本人が紡いで来た生活の知恵と和の心を再発見していただき、実際に新生活で役立つマナーや手土産の包み等を体験いただきました。
心を包むひと手間で、「気持ちを伝えるツール」を使いこなせるステキな花嫁様に♪
ちなみに「包」という漢字は、お母さんのお腹にいる赤ちゃんのイラストから派生した文字とのこと。
なんともほっこりした文字ですよね。
風呂敷の歴史をご紹介いただいたあと、新生活に役立つ慶弔の包みやマナーを実践を交えて体験いただきました。
まずは「真結び」。 風呂敷を包むときに、なにより一番基本となる結び方です。
絶対に解けないので、命綱としても有効とのこと！知っておいて損はないです（笑）
次に、平包み、お使い包み、隠し包みと基本的な３つの包み方を体験。
熨斗の包み方や贈答品のお渡し方に、左右があることを実戦で学びました。
風呂敷のサイズは、最小はハンカチサイズから、最大サイズの七幅は、布団が2組包めるほど。
素材も絹や綿、化合繊には撥水加工で水が運べるものも。
色々な素材やサイズで、様々な用途で使用できるのも、暮らしに寄り添ってきた風呂敷ならではのサイズです。
素材もさまざま。色々な素材やサイズで、色々な用途で使用できる風呂敷の最大サイズの七幅は、布団が2組包めるほど。
日本人の暮らしに寄り添った風呂敷ならではのサイズです。
また、ワインボトルやキャンディーなどの可愛いギフトの包み方を、花嫁様ご自身にチャレンジいただきました。
さらに防災用には簡易的なリュックとして、寒い時にはショールとして、簡単なバック、エコバックになったりと・・・
様々な活用を体験いただきました。
ご参加いただいた花嫁様からは
「包み方の種類がたくさんあってびっくりしました」
「風呂敷の活用法を知ることができてよかったです」
「次回、義実家を訪問する際に役立てたいです」
「和の文化を学ぶことが楽しみになりました」
「もっとたくさんの包み方を教えて欲しい」といった熱烈コメントもいただき、思い出に残る体験をしていただけたと思います。
最後に皆様には小さいサイズの風呂敷を楽しく選んでいただき、お持ち帰りいただきました。
次回は、2月21日（木）に
袱紗（ふくさ）の手作り講座を開催いたします。
袱紗は、相手を思いやる気持ちや相手の心を察する気持ちが日本人の美意識として表現されたものです。そんな袱紗を作りながら、花嫁になるための心を整えつつ皆で楽しい時間を過ごしましょう。
