私は幼い頃から神前式や和装婚に強い憧れがあり、家族に対しても
「私は結婚式で白無垢や打掛を着たい！」と宣言していたほどでした。

そんな矢先にコロナウィルスが日本でも蔓延しはじめ、事態が大きく変わってしまいました。

結婚式を執り行うのは、この状況が落ち着くまでゆっくり待つつもりでおりましたが、
両家の両親が一番、残念がっていたかもしれません。

そんな中、ネットニュースで絆ウエディングを知り応募いたしました。

館内の素晴らしい装飾品や文化財に囲まれながらの挙式は、
非日常の中に私たちだけが残されたような感覚で、
より特別感を感じることができました。お食事も全て美味しかったです。

挙式も会食も全てが素晴らしいものでしたが、
なによりも今回の挙式にお手伝いいただきました学生の皆さんを含む
スタッフの皆様のご対応がとても素晴らしかったです。

緊張でいっぱいの私たちの気持ちを汲み取り、様々な場面でエスコートをしてくださいました。

特に、妹との再入場はかねてより憧れておりましたので、
ご提案いただいたときはとても嬉しかったです。

20 年以上ぶりに久しぶりに妹と手を繋ぎ、なんだか恥ずかしい気持ちもありましたが、
なかなかできない経験でしたので嬉しかったです。

「良い式になって、よかったね」と両家家族全員が口を揃えて申しておりました。

コロナ禍での結婚式となり当初思い描いていた結婚式の形とは異なるものであったかもしれませんが、
私たちの成長した姿を目の当たりにして、幼かった頃からの記憶が思い出されて、
込み上げてくるものがあったようです。

打ち合わせ、また挙式当日と学生の皆さんにご協力いただきましたが、
皆さんの少し緊張された表情と真剣な眼差しがとても印象的でした。

その中でも挙式当日に介添として付き添いいただいた学生さんから、
最後のご挨拶で「コロナ禍で、研修の場がなくなっている中、
夢だった結婚式に携わる仕事を諦めかけようとしていた気持ちもありましたが、
本日の経験があり、また夢に向かって頑張りたいです」というお言葉をいただきました。

切実な思いと、言葉に感動し、その時はきちんと言葉をお返しすることができませんでしたが、
どうか自信を持って夢に向かって頑張っていただきたいです。

学生の皆さんのおかげで、一生に一度の素晴らしい結婚式となりました。

日々の報道の中で、コロナ禍のブライダル業界においては明るい話題ばかりではありません。

今後もコロナの影響で私たちのように結婚式を行うことを躊躇しかけたり、
結果「行わない」という選択肢を取られるカップルもいらっしゃるかと思います。

私たちは結婚式を行うことができて、改めて家族への感謝、
夫婦二人としてのけじめを今回の結婚式で強く感じることができました。

今後の人生の中でも大切な思い出となりました。